転職において"やりがい"はとても重要な要素

医師である以上、どこで働こうともやりがいを感じることはできるはずです。
ただ、それをより求めて転職するという考え方は、非常に前向きで素晴らしいこと。
医療従事者全てに持ってもらいたい考え方です。

通常、転職を考える医師は、キャリアアップや年収アップなどを重要視する傾向があります。
医局の環境に耐えられないというネガティブな思考の末に転職を決断する医師もいるでしょう。

ただ、重要視している要素はそうだったとしても、転職した先でやりがいをまったく感じられなければ、そもそも医師として働く意義すらも見失ってしまうかもしれません。
そんな転職は無意味です。

クリニックは「患者に寄り添うこと」ができる

その転職先の選択肢の一つにクリニックを考えている場合、大学病院などの大規模な病院と比較して、どれほどのやりがいを感じられるのか不安に思う人もいるかもしれませんが、これはあまり深く考える必要はないでしょう。
なぜなら、深く考えても答えは出てこないからです。
転職してみるまでは、誰にもわかりません。

一つだけ言えることがあるとすれば、医師として働く意義を「患者に寄り添うこと」と考えている人にとっては、クリニックに転職する意味があるということ。
大学病院などの大規模な病院と比べれば、その環境が整っていると言った方が正確かもしれません。

これはあくまでも比較した場合です。
大学病院でも患者に寄り添うことはできます。
ただ、やはり自らのスキルアップのために働いていたり、最先端の治療に関する情報を手に入れたりと、こうした点に意識の向いている医師が多数を占めているのが現実。
どうしても、自分のために働いているという感覚を持ちやすくなってしまうのです。

小規模な病院であれば、その意識や感覚よりも、患者に寄り添うことに意識が向きやすいでしょう。
規模が小さければ、それだけ病院に訪れる人との距離が縮まるのは当然のこと。
良し悪しの問題ではなく、どこに意識が向くのかという話。意欲さえあれば、小さな病院であっても最先端の治療などを勉強し、情報を得ながらスキルを磨くことも十分可能です。

自分がどこに”やりがい”の重点を置くのかよく考える

あとは、どちらに重点を置くのか、これによって決まってくるでしょう。
大学病院のような大規模病院で働くことで医療業界全体に貢献し、それが結果的に多くの患者のためになると考えることもできますし、そうして研究や最先端の治療などの開発に精を出している人の恩恵を受けながら、小規模なクリニックで一人ひとりの来院者と向き合うことが医師としての本来の姿であると考えることもできるはず。
また、近年の医療における地域格差を考えて、例えば東京在住でも関西で求職情報を探してみるのもいいかもしれません。

さて、あなたは医師としてどちらの方法に魅力を感じるでしょうか。
その答えが、転職するかどうかや転職先を決めることは言うまでもありません。

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