1. クリニック勤務のメリットとデメリット

クリニック勤務のメリットとデメリット

クリニックで働きたいと思ったからには、必ずそこに何かしらの理由があるはずです。
勤務医が嫌だ、医局で働きたくないなど、こうしたネガティブな理由以外は、おそらく小規模な診療所などに何かしらのメリットを見出したからこそ転職を考えているのでしょう。

確かに、規模が小さな医療施設には、そうした施設ならではの利点があります。
しかし、逆にデメリットもあるはずです。
前者だけではなく、後者にも目を向けながら転職するか否かを冷静に判断しなければなりません。

クリニックを開業

クリニックをもし自ら開業するのであれば、自分の意志と理念で自由に経営・運営を行うことが可能です。
自らの裁量によって診療所を動かすことができるわけですから、この自由度に魅力を感じて開業する人も少なくはないでしょう。

開業医となれれば、収入アップも十分に可能。
経営能力がなくお客さんである患者さんが集まらなければ廃業の危機に瀕することもありますが、診療科目、立地、診察方法や治療方法などに特段問題がなければ、勤務医時代よりも多くの収入を得ることができるはずです。

クリニックで勤務医

自ら開業するわけではなく診療所に雇われる形であっても、収入アップを望める医師がほとんど。
転職時の交渉によって前職よりも待遇を良くしてもらうことも難しくはないでしょうし、それに加えて医局時代よりものびのびと勤務できるならば、やはり診療所への転職には大きな利点があると言えます。

クリニック勤務のメリット

患者さんとの距離が近いといわれるクリニック。
これも小規模な施設ならではのメリットでしょう。
患者さんと顔見知りになることもあり、距離が近くなることでその人の性格や病状を詳細に知ることにつながり、それが適切な治療法の選択へと直結。
この点に魅力を感じて開業したり診療所へ転職する医師も少なくないようです。

また、勤務時間もある程度決まっており当直がない診療所も多く、仕事とプライベートをしっかりと分けることができる点に大きな利点があると感じる医師も多数います。
確かに、働き方がある程度定まっていればプライベートも充実させることができますし、体力的にも精神的にも安定感を保ったまま仕事に打ち込むことができるのかもしれません。

クリニック勤務のデメリット

クリニックに勤めることのデメリットですが、患者さんの層や症状がある程度固定されていくので、新たな症例を目の当たりにすることが少なく、知識や技術の向上という点を考えれば、大学病院などの大規模病院と比較したとき医師にとってマイナスとなるという指摘があります。

設備面を見ても、小さな診療所では大学病院などには敵わないでしょう。
常に業界の最先端にいたい、最新医療に魅力を感じるという医師は、小さな診療所では物足りなく感じてしまうかもしれません。